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Thu.

コンテイジョン

Contagion.jpg

       ↑こいつが、アランでございます。



コンテイジョン



なんか、出てる人がすっごい豪華ですよ。
1、グウィネス・パルトロー
2、マット・デイモン(ジミーちゃん。)今年はもう4度目かなぁ?
3、ジュード・ロウ
4、マリオン・コティヤール
5、ケイト・ウィンスレット
6、ローレンス・フィッシュバーン
の6人。
半分の3人でも、映画1本撮れるぞ。

予告編観ただけだと、なんのこっちゃさっぱりわかんない???
監督は、最近不発なスティーヴン・ソダーバーグってのが、ちょっと心配です。
しかし、好奇心と、豪華なキャストに惹かれて、観に行ってきました。

ちなみに”Contagion”=”伝染”です。


冒頭は、
バーで、飲み物を飲んでいる女(グウィネス・パルトロー)。
咳をしている。

”2日目”とテロップ。

ケータイで”ジョン・ニール”という男と、話をしていた。

「飛行機が、遅れちゃってて。」
「そっかぁ、楽しかったよ。気をつけてな。」

クレジットカードを、店員に渡し、支払いを済ませた。
場面変わって、香港、人口210万人。
客船の中。
髪の長い、若いアジア人が写る。
再び、場面変わって、ロンドン、人口860万人。
金髪の、若い女性が写る。
体調が悪いようだ。
続いては、ミネソタ、人口330万人。
グウィネスが、家についた。
迎えるのはマット・デイモン。
再び、場面は変わり、アルダーソン社の社員の日本人、東京、人口3660万人。
そして、
先ほど登場した、香港のロン毛の男。
市場を歩いているが、フラフラしている。
それを抜けた、大きな通りに出たところで……。

”3日目”…………。



登場人物の多い、群像劇タイプの映画です。
ストーリーは、いわゆる、パンデミックの話。


ウィルス感染とか、苦手な人が見たら、鑑賞後は、手を洗わずにはいられないでしょうね。(笑)
たしかに、恐ろしくリアルな描写が多く、「そんなわけねえだろ!」的なところは、ありません。
ある意味、

「夢も希望もないわぁ…。」(←ほんこん)

今回のウィルスは、致死率が高く、感染力も強いが、潜在期間が短い。
どうやら、免疫を持つ人間も、わずかにいるようだが、ものすごいスピードで、世界中に拡大する。
ワクチンの開発、製造のスピードを、はるかに上回り、市民達はパニックに…。

本作では、そんなウィルスを怖がる一般市民、ウィルスと戦うWHOやCDCウイルス対策センターや製薬会社等、この2つのポジションの人物達が、登場する。
それに加え、ジュード・ロウ演じる、アラン・クラムウィディというキャラクターが、実に面白いポジションで、この映画を盛り上げている。
このキャラがいなければ、ただの感染パニック映画だったでしょう。
このアランの活躍?は、詳しくは書けませんので、観てからのお楽しみ。

ただねぇ、イマイチなんだよねぇ。
映画としてのクオリティは、意外と高いんだけど…。
で、座禅を組んで考えてみます。
ポク・ポク・ポク・チーン!(原西さん)

”ドキュメンタリー”ってほど厳しくなく、”ドラマ”ってほど甘くもない。
”ドキュメンタリー”か?ってほどリアルなんだけど、”ドラマ”か?ってほど物語があるわけでもない。

つまり、どっちつかずのあいうぉんちゅーやね。
もうちょっと、ドラマ寄りに、少し人数減らして、誰か一人にもう少しスポットを多く当てた方が、良かった気がする。

いずれにしても、ウィルスを中心にすえて、周りの人間たちを描いているので、どの登場人物にも、感情移入しきれない。
逆に、リアルな人間らしいキャラクターばっかりなので、どの人物にも感情移入出来ちゃう、とも言える。
これもどっちやねん!(矢部)

見ている間は、まあまあ良かったって思ってたんだけど、時間がたつにつれ、ドンドン印象が薄くなってしまいました。
これもどっちやねん!(矢部)


てなわけで、評価は難しいなあ。


1500円かな。


映画としての、クオリティは高いです。
ちょっと間違えば、傑作になったかもしれません。
でも、あんまり印象に残りません。


ココで、観終わった方に質問なんですが、最後の最後のアルダーソン社のトラックって、ただの因果の象徴なんですかねぇ??
それとも現実?
そこが、わからんかった。
なんか見逃したかなぁ?



さあ、手洗ってこようっと………ゴホッ、ゴホッ…………………………。



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Tue.

新少林寺/SHAOLIN

syaorin.jpg




新少林寺/SHAOLIN



また、辛亥革命関係だ。
先日レビューした、「1911」の翌年の、混乱期の話です。


懐かしいねぇ。
カンフー映画ブームの真っ只中の、1982年に公開された「少林寺」。
真っ先に映画館に行き、真剣になって観たのを、今でも覚えています。
武術大会で優勝したリー・リンチェイ(=ジェット・リーのコトね!)が、主演を勤めると言うことで、当時大変話題になりました。
ジャッキーの「少林寺木人拳」や、リュー・チュアフィーの「少林寺三十六房」他、当時少林寺関係の映画は、たくさん公開されてました。


で、今回の「新少林寺/SHAOLIN」ですが、香港映画ではおなじみのアンディ・ラウが主演ってことで、あの少林寺のリメイクではないだろう、と言うのは、アンディの年齢的にも理解できます。(笑)


なぜ、アンディなんでしょう?


冒頭は
川辺で、丸太を格子状に積み上げ、燃え盛っている横で、僧侶がお経を唱えていた。

1912年、辛亥革命の翌年の中国、可南省。
内戦が続き、焼け野原になり、死体だらけの場所を、僧侶達がお経を唱えながら、歩いて回っていた。
そんな中、生存者を見つけ、荷車に載せている時、騎馬兵が通り過ぎた。
それを追って、また別の兵が馬にまたがり、矢を放った。
先ほど通り過ぎた、騎馬兵たちは、ばたばたと倒れた。
再び、そちらにも手を合わせる、僧侶達。

たくさんの難民達が、大きな寺の前で集まって、暮らしている。
その寺こそ”少林寺”。
そこへ、傷ついた男が、駆け込んできた。
すると、それを追って軍隊が現れた。

「かくりゅう将軍はどこだ!?」

軍隊は、そのまま少林寺の中へ、なだれ込むように入っていった……。



辛亥革命後に起こった、軍部内における派閥、いわゆる軍閥の混乱期における、人間達のドラマと、カンフーアクションを、なかなかバランスよく見せてくれましたね。
最後はド派手な爆発もあり、なかなか楽しませてくれました。
見終わった直後は

「へー、こんな映画にしたんだぁ。」

と、少し感心すら、してしまいました。
昔だったら、こうなっちゃうんじゃないかなって所を、今風に、いい意味で裏切ってます。
最後も余韻が残り、その世界に、ゆったり浸ることが出来ました。
映像もなかなかセンス良く、綺麗です。


今回のジャッキーは、少林寺で食事の番をしている男の役です。
そう聞くと、ジャッキーファンは、あの映画を思い出しますねぇ。
なかなか味のある役で、本作の中では、登場するとちょっとほっとさせる、ナイスなキャラクターです。

アンディ・ラウは、しっかりこなしている印象でした。
さすが!と思わせるベテランの味も感じました。
今回は、前半、後半と、2つの顔を演じ分けています。
その辺が、アンディ起用の要因でしょうね。
なんだか、高倉健さんに似てきたね。

そして誰より目立っていたのは、ニコラス・ツェー。
悪役ですが、その存在感は抜群。
アクションも、身のこなしも美しく、非常によかった。
こっちは、玉山鉄二に似てきた。

あっ、少林寺の大師兄の浄能(じょうのう)を演じた、ウー・ジンも、めちゃめちゃかっこよかったんだ。
今回、初めて観たと思う(記憶にない)んだけど、切れ切れのカンフーは、見ものです。



本作は、カンフー映画でもありますが、嵩山少林寺と言う、お寺の映画でもあるとも感じます。
ですから、仏教の教えも、テーマのひとつです。
そういった意味では、アンディ演じる極悪将軍侯杰(こうけつ)の精神修行を、もうちょっと繊細に、描いて欲しかったとは感じます。
それと、ところどころ、動機の弱さなど感じるところも、ありました


人を赦すことの、大切さ、難しさ、そんなものをひしひしと感じます。
このあたりの考え方は、先日レビューした「未来を生きる君たちへ」などでは、思いっきり前面に出していましたが、どの宗教でも、永遠のテーマなんですねぇ。
ねたみや、憎しみや、悲しみ等のネガティブな感情は、長く、太く、硬く、人の足にまとわりつきます。
それを断ち切ろうと、もがき苦しむ事自体が、人生なんですね。


日本人が、時代小説を読んで、あらためて思い起こすプライドと同じように、先日の「1911」もそうですが、中国国民のプライドを、呼び覚ますような意味も、ありそうにも感じます。(特に2作連続で観たからかなあ?)
ジャッキーが、今の中国自体を嘆いているのか?



さて、今回の評価ですが


1650円です。


全体的には、非常に良くできていたと思います。
派手さもありますが、なかなか旨みもある作品でしたよ。
ただの派手なカンフーアクションを観たいって方は、別の映画観てね!





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19:18 | 洋画(劇場) | edit | page top↑
Fri.

インモータルズ -神々の戦い-

god.jpg

      ↑なにコレ?ダサッ!!



インモータルズ -神々の戦い-



しかし、ギリシャと言う国は、とんでもないことになってますねぇ。
おかげのおかげで、日本まで、とばっちり食ってる。
ずいぶんいい加減な、ギリシャ人気質ばかりが報じられていますが、ほんとなのかなぁ?
もしほんとだったら、

「ちゃんとせーやっ!」

って言いたいですね。
なんか、歴史の古い国って、プライドばっかり高いんだよなあ。(どっかの国とおんなじ)


そんな、ギリシャ神話ですわ。(←どんなやねん)


なんとなーく、予告編だけ見て、面白いかも?って思ってたら、キャストも、新スーパーマンのヘンリー・カヴィル、共演はミッキー・ロークと、「SOMEWHERE」のスティーヴン・ドーフ、「スラムドッグ$ミリオネア」のフリーダ・ピントと、以外に豪華でそそる顔ぶれ。


ちなみに、インモータルズとは”不滅のもの”って意味です。


冒頭は、
洞窟のようなところ。
広い空間の真ん中には、四角い箱。
牢屋だ。
その中には、どこかの原住民のような人達が、目をつぶって立っていた。
その者たちは、”闇の神タイタン族”。
そこへ、黒装束に、金の仮面をかぶった男が、やってきた。
彼は、

「ハイペリオーン!」

と言い、矢を放った。
場面は変わり、

「はっ!」

と、目を覚ます女性(=パイドラ)。(=フリーダ・ピント)

「どんな夢?」

周りにいた、3人の女性達が訪ねた。

「ハイペリオンに、エピロスの矢を撃たれたわ。ハイペリオンは、人間を支配するために、エピロスの弓を探すでしょう。私を捕らえに、ハイペリオンがやってくる。」

場面変わって、
巨大な要塞のようなところに、軍団を引連れ、イラクリオンの王ハイペリオン(=ミッキー・ローク)が、やってきた。
門番達に、

「処女オラクルは?」

と訪ねるが、答えようとしない。

「私の妻と子は神に祈り続けたが死んだ。もう神には無視はさせない!!!タイタン族を解き放つ!!!!!」

と言い、門番たちを殺した……。



いやー、この映画、神様と人間が出てくんねんけど、

ゼウス「人間の世界に干渉してはならん!」

て、言うてんねん。
じゃ、人間たちが何とか神様の力を借りずに、この難局を解決するのかなあって思うやん。
でも実際は、……。(詳しくは書けまへんが…。)


えーーーーーーっ?!
どっちぃ?
何が言いたいねんっ!
脚本が、えらいナルシスト入ってる感じで、いやらしいねん!(エロいね!)
キャラも弱く、全然乗り切れないんで、「アホかっ!」って思いながら観てました。
とにかく、全然おもろない話。


まあでも、この映画は、予告編からもわかるとおり、スゴイ映像が売りみたいだから、そっちに期待しようかなとも思ったんだけど、それもなんだか安っぽい。
きっと、見た目は気を使ったんだろうなぁ。ってのは、感じるんだけどね。
でも、あまりにアホな本なんで、どうしても全体的に野暮ったく、ダサく見えちゃってます。
なんかフワフワしてて、その世界がそこにある説得力も全然ない。
壮大な物語にした割には、ものすごーくこじんまりしちゃてて、まるでせまーいスタジオでバタバタやってるような息苦しさ…。
CGとかなんて、”カキワリ”にしか見えなかった。(笑)
衣装もダサいし…。


褒めポイントは、ハイスピードとスローを織り交ぜた”流すカメラワーク”位。


さて、もう書くことが無いので、評価いっちゃおう!


200円


全編ダサい映画。(中身も見た目もダサい)
センスのかけらもない。
観終わった後も、何にも残らない。
だから何も書くことがない…。



「いったいなぜこの映画を見に行ったのだろう? 誰かっ、教えてくださいっ!」(←金八)

「わかりませんっ!」





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16:00 | 洋画(劇場) | edit | page top↑
Wed.

エンディングノート

endhingnote.jpg

        ↑こういう写真どこの家にもあるよね。



エンディングノート



ある一人のサラリーマンが、退職後、第二の人生を楽しもうとした矢先、ガン宣告され、亡くなるまでを、ホームビデオで撮影し続けた、ドキュメンタリー作品です。

今回製作で携わっている、是枝裕和の元で仕事をしていた、砂田麻美が初監督で編集、撮影もこなし、本作を作り上げました。


エンディングノートってのは、人生の最終章を迎えるにあたり、自分の思いや希望を家族などに確実に伝えるためのノートです。
遺書のような、法的な拘束力はありません。


今回は、ちょっと足を伸ばして、妙典で観てきました。


冒頭は、
元関東電化工業専務、砂田知昭さんの、教会での葬儀の場面から、スタートします。
そして、女性の声で

「本日は、お忙しい中、私事でご足労頂きまして、まことにありがとうございます。」

と、砂田知昭さんの気持ちを、砂田知昭さん本人の言葉として、ナレーションが入ります。
その女性とは、この映画の監督で、砂田さんの娘の、砂田麻美さんの声です。
そして、まず語られたのは、

「この場所をはじめて訪れたのは、今から1ヶ月前のことでございます……」



ここまでのドキュメンタリーってのは、どう捕らえていいのか、非常にむずかいいところです。
砂田知昭さんは、もちろん実在されていた方だし、ストーリーももちろん、砂田さんのご家庭の出来事が全てです。
それを、別な人がそれぞれ、お金を払って見に行くわけですから、それは相応のモノに、仕上げなければいけません。
下手をすると、ただのホームビデオを、他人に見せるだけになってしまいます。

物語や役者の演技に関しては、何も言えないので、監督の演出?、編集と、見終わった直後の気持ちについて書こうと思います。


今作は、ギリギリ、映画としてのクオリティを保っていたと感じました。
映画であるが故の、面白いカットや、編集や、装飾をしっかり施してありました。
是枝監督の言葉を借りると、非常にアクロバティックな作品でした。

特に、先ほどもちょっと書いたように、砂田知昭さんがその瞬間どう思っているのか、亡くなってからも今どう感じているのかを、監督の声で語られるます。
監督のことについても、

「ところで、私が結婚しましたのは昭和43年、翌年長女が、二年後に長男が誕生し、全て”完了”の予定でしたが、私の段取り不足により、その7年後、次女(=監督)が誕生。図らずも3人の親となりました。」

ってな具合に、監督自身が砂田知昭さんの口調を真似して、語ってます。
それは、ずっと一緒にいた家族だからこそ、出来るんだと納得しました。
きっとお父さんはそう感じてる、きっとお父さんはこう思ってる、ってのが、手に取るようにわかっているからこその、このナレーションなんだろうなあ。
それは、たとえ家族であってもなかなか成し得ないことなんだけど、この家庭は、すごく理解し合っている証であるとも感じました。


それも、きっとこの映画の最大の魅力である、砂田知昭さんのキャラクターが、成し得た偉業であると感じます。
自分が死を宣告され、残りの人生のゴールラインが目の前に迫っているにもかかわらず、自分がやらなきゃいけないこと、最後まで自分でいることを、貫き通せる力強さを持ちつつ、自分がやりたいこと、自分が思っていることを正直に語る。
そして最後は、家族みんなを笑顔にしたいって気持ちが、みているだけで伝わってきて、とても切なく心に響きます。
特に、病室での奥さんと二人での会話は、切なく激しく、心を揺さぶられました。
父親であるということ、男であるということ、多少不器用ながら、誠実であること。
そんな砂田知昭さんの、はたまた、同世代の男達の美学を、ひしひしと感じることが出来ました。


「私は、死ねるでしょうか?”上手に”死ねるでしょうか?」
砂田知昭さんの言葉です。
これからもわかるとおり、”段取り”命の砂田知昭さん。
長男さんも、お父さんとよく似ていて、”段取り”命。
そんな父の思いを、そのとおり遂げさせてあげるために、実際の気持ちとは裏腹に、どこか冷静に父の死を迎えるあたりは、男同士のとても切ない複雑な感情が見えました。
もちろん死んでしまうのですから、何も思い残すことはないって言うのは無理でしょう。
しかし、少しでもそんな思いを、少なくさせてあげたい長男さんの気持ちも、手に取るようにわかりました。


さて、今回の評価ですが、


1500円です。


初監督作ですが、かなりセンスいいなあとも感じました。

一生懸命働いて、一生懸命生きた一人の人間の死は、今この時にも誰かの元に訪れています。
それが、決してただ悲しむだけのことではないと、ハッキリ感じます。
生き様を作り上げ、残された人間の心にそれを刻み込むことが、人生最大の目的であると、改めて感じました。

死に向かっての映画ですので、悲しみや切なさや戸惑いがいっぱいですが、観終わった後はどこかすがすがしさが残る映画です。


是非、日本のサラリーマンの生き様を、見届けてください。
オススメです!




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17:00 | 邦画(劇場) | edit | page top↑
Tue.

未来を生きる君たちへ

miraiwoikiru2.jpg




未来を生きる君たちへ



デンマークの映画です。
原題は、デンマークの言葉で「復讐・報復」。

監督は、「アフター・ウェディング」のスサンネ・ビア。
第83回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品です。
人のザラッとした、居心地の悪い感情を、ストレートに表現する監督です。

この監督の「アフター・ウェディング」は、好きな作品ですが、今回はどうでしょうね。



冒頭は、
荒野。
テントで暮らす、貧しい黒人達。
難民キャンプのようだ。
そこに、1台のトラックが訪れた。
それを追いかける、地元の子供達。
荷台には、数名の人間が乗っていた。
その中の、白人の中年男性は、手元にあったサッカーボールを、走る車から子供達に向け、放り投げた。
大喜びで、ボールで遊びだす子供達。
そのトラックは、粗末な柵がめぐらされている一角に、入った。
彼らは早速、荷台から降り、仕事に取り掛かった。
白衣を着て、行列を作る人たちの身体を、診ていった。
そこに、2人の男に抱えられ、急患がつれてこられた。

「手術だ!」

先ほどの白人が、スタッフに声をかけた。
患者は、小柄な女性で、体のあちこちに大怪我をしており、腹部は大きい傷があり、意識は無い様だった。
そして、急いで手術を終え、再びトラックに向かっているとき、白人医師に、黒人の助手が声をかけた。

「助かりませんね…。あの傷は、地元の悪党ビックマンの仕業です。妊婦の腹を見て、男女どっちが生まれてくるかをみんなで賭けて、切り裂くんですよ…。」

「…………。」

夕方、一応屋根だけはあるような場所に、到着した。
場面変わって、教会の壇上。
白人の少年が、スピーチをしていた…。



とことん、映画らしいって言えば、映画らしい映画です。
原題の「報復」からもわかるとおり、全編にいくつかの「報復」の緊張感はずっと漂っています。
今作では、対象的な2人が登場します。
まず一人は、ガンジーさながらの、非暴力不服従主義者。(ふと、ガンジーの顔が浮かんできました。)
ガンジーは、

「非暴力は暴力よりも優れており、赦しは罰よりも、さらに雄雄しい勇気と力がいることを知っている。」

と言っている。
まさにこれを理想としているのが、今回の主人公でした。
それを踏まえると”ん?”と思う、相田みつおの”人間だもの”的な部分が、ありました。
その部分とは、ある男を見捨てる場面でした。
いままで、その理想を追い求め実行していた彼に降りかかった試練は、人間の死と尊厳を著しく侮蔑する一言でした。
彼は、その試練に対しては、理想を貫くことは出来なかったかのように見えます。
しかしガンジ-は、先ほどの言葉の前に

「臆病と暴力の内どちらかを選ばないといけないとしたら、むしろ暴力をすすめるだろう。インドがいくじなしで、辱めに甘んじて、その名誉ある伝統を捨てるより、武器を取ってでも自分の名誉を守ることを望んでいる。」

とも言っています。
この映画は、まさにガンジーのこの言葉がテーマなのだと、はっきり感じました。
今作で起こる、さまざまな事は、この言葉のとおり、ジャッジされてました。

もう一人は、自らの正義を振りかざし、暴力で社会を治めようとする者。
今回彼は2度、報復を行います。
1度目は、友達のイジメに対して。
そして2度目は、友達の父親が受けた暴力に対して。
一見同じように見える、2つの事件も、ガンジーの言葉どおりに結果が出ます。


そんなテーマの周りには、2つの家庭のドラマと、アフリカ紛争地域での命の重みが、絡んできます。
母親が死んで、祖母の家で父親と、3人で暮らすことになった少年の家庭。
父と母が別居状態で、弟と母親と3人で暮らしている家庭。(この夫婦の存在は、監督らしい感じでした。)
そんな、不安定な土台の上で起こる、様々な出来事。
最後、行き着く先は…。


俳優達は、みんな熱演でした。
特に、母親をなくした少年のたたずまいや表情は、品がある中にも厳しく恐ろしく見えたり、非常に子供らしく優しく見えたりとすばらしい出来でした。


”赦す”と言う試練に耐え、もたらされる世界とは、こんなに暖かいものなんだと感じます。
戦争と言う最大規模の暴力の種を、こうして1つづつ浄化することが、未来を生きる君たちのために出来る、大人の仕事なんでしょうね。
最後まで、良い映画です。
個人的には”最後まで”ってのが、物足りなく感じてしまいましたが……。(この監督の「悲しみが乾くまで」の時と、ちょっと似てるかなぁ。)
感情の移り変わりに関しては、すごくストレートで、共感出来ます。
しかし最後は、綺麗過ぎて、うつむく感じでした。



さて、今回の評価ですが


1700円です。


去年、アカデミー外国語映画賞を受賞した「瞳の奥の秘密」は、昨年のナンバー1に、選ばせてもらいました。
今回も期待したんですが、それほどの満足感は得られませんでしたねぇ。

この監督、
”インド”、”貧困”、”紛争”
こんなキーワードが好きみたいです。




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