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Wed.

エンディングノート

endhingnote.jpg

        ↑こういう写真どこの家にもあるよね。



エンディングノート



ある一人のサラリーマンが、退職後、第二の人生を楽しもうとした矢先、ガン宣告され、亡くなるまでを、ホームビデオで撮影し続けた、ドキュメンタリー作品です。

今回製作で携わっている、是枝裕和の元で仕事をしていた、砂田麻美が初監督で編集、撮影もこなし、本作を作り上げました。


エンディングノートってのは、人生の最終章を迎えるにあたり、自分の思いや希望を家族などに確実に伝えるためのノートです。
遺書のような、法的な拘束力はありません。


今回は、ちょっと足を伸ばして、妙典で観てきました。


冒頭は、
元関東電化工業専務、砂田知昭さんの、教会での葬儀の場面から、スタートします。
そして、女性の声で

「本日は、お忙しい中、私事でご足労頂きまして、まことにありがとうございます。」

と、砂田知昭さんの気持ちを、砂田知昭さん本人の言葉として、ナレーションが入ります。
その女性とは、この映画の監督で、砂田さんの娘の、砂田麻美さんの声です。
そして、まず語られたのは、

「この場所をはじめて訪れたのは、今から1ヶ月前のことでございます……」



ここまでのドキュメンタリーってのは、どう捕らえていいのか、非常にむずかいいところです。
砂田知昭さんは、もちろん実在されていた方だし、ストーリーももちろん、砂田さんのご家庭の出来事が全てです。
それを、別な人がそれぞれ、お金を払って見に行くわけですから、それは相応のモノに、仕上げなければいけません。
下手をすると、ただのホームビデオを、他人に見せるだけになってしまいます。

物語や役者の演技に関しては、何も言えないので、監督の演出?、編集と、見終わった直後の気持ちについて書こうと思います。


今作は、ギリギリ、映画としてのクオリティを保っていたと感じました。
映画であるが故の、面白いカットや、編集や、装飾をしっかり施してありました。
是枝監督の言葉を借りると、非常にアクロバティックな作品でした。

特に、先ほどもちょっと書いたように、砂田知昭さんがその瞬間どう思っているのか、亡くなってからも今どう感じているのかを、監督の声で語られるます。
監督のことについても、

「ところで、私が結婚しましたのは昭和43年、翌年長女が、二年後に長男が誕生し、全て”完了”の予定でしたが、私の段取り不足により、その7年後、次女(=監督)が誕生。図らずも3人の親となりました。」

ってな具合に、監督自身が砂田知昭さんの口調を真似して、語ってます。
それは、ずっと一緒にいた家族だからこそ、出来るんだと納得しました。
きっとお父さんはそう感じてる、きっとお父さんはこう思ってる、ってのが、手に取るようにわかっているからこその、このナレーションなんだろうなあ。
それは、たとえ家族であってもなかなか成し得ないことなんだけど、この家庭は、すごく理解し合っている証であるとも感じました。


それも、きっとこの映画の最大の魅力である、砂田知昭さんのキャラクターが、成し得た偉業であると感じます。
自分が死を宣告され、残りの人生のゴールラインが目の前に迫っているにもかかわらず、自分がやらなきゃいけないこと、最後まで自分でいることを、貫き通せる力強さを持ちつつ、自分がやりたいこと、自分が思っていることを正直に語る。
そして最後は、家族みんなを笑顔にしたいって気持ちが、みているだけで伝わってきて、とても切なく心に響きます。
特に、病室での奥さんと二人での会話は、切なく激しく、心を揺さぶられました。
父親であるということ、男であるということ、多少不器用ながら、誠実であること。
そんな砂田知昭さんの、はたまた、同世代の男達の美学を、ひしひしと感じることが出来ました。


「私は、死ねるでしょうか?”上手に”死ねるでしょうか?」
砂田知昭さんの言葉です。
これからもわかるとおり、”段取り”命の砂田知昭さん。
長男さんも、お父さんとよく似ていて、”段取り”命。
そんな父の思いを、そのとおり遂げさせてあげるために、実際の気持ちとは裏腹に、どこか冷静に父の死を迎えるあたりは、男同士のとても切ない複雑な感情が見えました。
もちろん死んでしまうのですから、何も思い残すことはないって言うのは無理でしょう。
しかし、少しでもそんな思いを、少なくさせてあげたい長男さんの気持ちも、手に取るようにわかりました。


さて、今回の評価ですが、


1500円です。


初監督作ですが、かなりセンスいいなあとも感じました。

一生懸命働いて、一生懸命生きた一人の人間の死は、今この時にも誰かの元に訪れています。
それが、決してただ悲しむだけのことではないと、ハッキリ感じます。
生き様を作り上げ、残された人間の心にそれを刻み込むことが、人生最大の目的であると、改めて感じました。

死に向かっての映画ですので、悲しみや切なさや戸惑いがいっぱいですが、観終わった後はどこかすがすがしさが残る映画です。


是非、日本のサラリーマンの生き様を、見届けてください。
オススメです!




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Wed.

ステキな金縛り

sutekinakanasibari.jpg

  ↑西田敏行、おもろい!



ステキな金縛り



去年の年末、「三谷幸喜のコトバのソムリエ ~人生を変える魔法の言葉~」って番組で、監督が、MCやってたんだけど、コレが、めちゃくちゃ面白かった。

クイズっぽくなってて、解答席にキャイーンの天野くんと、清水ミチコがいて、三谷幸喜はボケまくりで、天野君と清水ミチコが、突っ込みまくる。

三谷幸喜って人は、非常に魅力的ですね。
三谷幸喜って人が、テレビに出てると、すごく惹きつけられます。

そうは言っても、映画はちょっと、違う印象なんだよね。

彼の映画、今まで見てきましたけど、すべて、イマイチ好きにはなれませんでした。
つまらなくは無いんだけど、どうも親切すぎるのが、苦手なんだよねぇ。
今回は、非常に面白そうなプロットなんで、今までよりも、ちょっと期待しちゃってますけど、どうかなあ?



冒頭は、
夜、小高い丘を登った先に、洋館が見える。
そこに向かう、車が1台。
車の中から現れたのは女性。
その女性は、足早に玄関の扉を開け、入ってすぐの階段を上り、上った先の部屋に押し入る。
部屋の中には、男と女。
そして、女同士口論が始まり、大喧嘩になってしまった。
取っ組み合いの喧嘩の末、部屋を飛び出してしまった。
もみ合っているうち、一人の女が下に落ちてしまった。
場面変わって、
ベッドで目覚める、女性(=深津絵里)
寝ぼけているが、時計を見てビックリ。
慌てて、着替え始める
かばんに資料を詰め込み、部屋を出ると、キッチンで料理をする男性がいる。
とりあえず、その男に挨拶をして、家を飛び出していった。
ケータイで、上司らしき男に連絡。

「お前、何やってんだ!」

「今、向かってます!」

キキーーッ!!!!

「キャッ!」

「お前!死にてーのか!!!!」

「はあ!?ナニその態度!あんた名前は?!」

ブーン。
トラックは、行ってしまった。
再び、落ちた書類をかばんに詰め、走り出す。
向かった先は……。



親切過ぎに関しては、ちょっとは良くなってたけど、ずいぶんいろいろ詰め込んだなあ。
おかげで、知らなくていいことまで、知ってしまう、情報過多気味。
その辺は、相変わらず。
おかげで、上映時間は、若干長い。
よく言えば、サービス精神なんだろうけど、悪く言えば、押し付けがましいし、悪ノリとも感じてしまう。

でも、三谷幸喜って人は、その辺わかっちゃいるけど、やめられないんだ!って感じがプンプンする。
こうしておけばよかったかなあ、ってとこが、ホントはわかってるんじゃないかなあ。
でもノリで…みたいな。

犬を連れてくる場面が、あるんだけど、そのあたりから、おやおや?って感じでした。
(↓詳しくかけないので、私の気分の変化だけ、書いときます。)
あーあぁ、そんなことできちゃったら…………。
あーあぁ、やっぱそうか………。
あーあぁ、そうなるよな~……。
あーあぁ、……。
それまでは、多少なりとも残っていた、緊張感みたいなものが、すっかりなくなっちゃった。

それと、ある人が、途中死んじゃうのは、ビックリ!
ていうよりも、がっかり!
何で?
何のため?
それまでと、その後の、言ってることの価値が、ガクッと下がっちゃった。

そんな、ノリなのか?サービスなのか?なんだか分からないけど、細かい部分含めて、他にもいっぱいあって、それらが、せっかくの法廷劇の緊張感を壊し、せっかくのテーマを壊し、せっかくのカタルシスを、薄っぺらにしてしまってる。
もっともっと、気持ちのいい作品になり得たのに、ナゼ?


あと、気になっちゃったのは、
幽霊出すぎ。!
絶対出ちゃいけない幽霊も、出ちゃってるし…。
深ッチャンの○○まで出しちゃってるのなんて、そりゃ野暮ってもんでしょ。
西田落武者だけでも、良かったんじゃないの?
おかげで、落としどころも、安っぽくなってるし…。
最後に幽霊を見えなくなるのは、良いんだけどねぇ。


とまあ、イマイチ乗り切れないトコも有ったんだけど、まったくつまらないわけではない。
それがまた、三谷映画らしいっちゃぁ、らしいんだよなぁ。

”笑い”ってコトだと、西田敏行。
彼の妙な演技は、かなりツボでした。
それと、生瀬さんは卑怯です。(笑)
この2人には、かなりやられました。
声出して笑ったのは、とにかくこの2人のシーン。
あとは、クスクスって位でした。

あと、相変わらずですが、深っちゃんはキュートですなあ。
上の2人とは、別の意味で、非常に魅力的なキャラでした。
キャラといえば、びっくりする人が、びっくりするところで、出てきてます。(エンドロールも良く見てね!)
北海道のスターが、あんなところに…。


さて、今回の評価ですが、


1400円です。


見ている間だけ、楽しい気分になる映画。
そうしたかったのであれば、成功でしょう。
私は、鑑賞後に引きずらない作品は、あまり好きじゃないので、この作品はイマイチでした。

三谷幸喜のファン、イヤ”三谷幸喜の映画”のファンのための、映画って感じもしました。
三谷映画のファンの方は、楽しめたのではないでしょうか。




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Fri.

一命

ichimei.jpg




一命



監督は、三池崇史、主演に市川海老蔵、共演に瑛太、満島ひかり、役所広司。
非常に、魅力的なキャストですねぇ。


私は、2Dで見ましたが、3D版もありますよ。


1963年に、カンヌ映画祭で、審査員特別賞を獲得した「切腹」という作品があります。
その原作「異聞浪人記」の再映画化です。
あくまでも、リメイクではありません。
原作を、監督と脚本家が考察し直した、三池版の「異聞浪人記」って感じみたい。


「切腹」は見ました。
あの時代に、こんな作品が撮れるもんなのかと、驚きました。
画面から伝わってくる緊張感、そして威圧感みたいなのには、圧倒されました。
映画らしい映画。
映画の醍醐味を、味わえる名作です。


本作を見る前に、ちょっと予備知識。
井伊家の”赤備え”について。
元々、武田の軍勢の精鋭部隊が、赤でそろえた武具で、身を固めていたが、家康が甲斐の国を平定して以降、徳川四天王にも数えられている井伊直政に、家康が、武田軍の家臣たちを付け、直政もこれにあやかり、自分の部隊にそれを取り入れたという。
つまり、井伊家にとって”赤備え”武具とは、先祖の誇りであり、徳川家康と井伊家を結ぶ、象徴的なアイテムでもあった。


本作は、家康が江戸に幕府を開いて、少し経過した頃の話です。


さて、本作の冒頭は
かなり立派な屋敷に、訪れた浪人。
頼みがあるので、お目どおり願いたい、と言う。
頼みとは、屋敷の庭先で、切腹させて欲しいという事だった。
それを聞いた家老は、つぶやく。

「またか…。」



これ以上は、書くのやめとこう。

何にも知らないで観たほうが、面白いと思う。



今回は、三池監督が自分の妙な欲望を、だいぶ抑えた時代劇です。
サスペンス的な要素もありますが、平和な世の中での、武士の存在意義の変化に取り残された武士の物語です。
主君あっての武士。
主君を失った武士は自分の価値に戸惑い現実の厳しさに打ちのめされて、時代に取り残されて行く。
そして……。


演者達は、それぞれすばらしい存在感、そして演技でした。

海老蔵は、深みもあり、殺陣も所作も美しく、”にらみ”も、良かったです。

満島ひかりの、今回の”静”の演技は見ものです。
激しい感情をむき出しにするような役が多かったけど、今回あらためて、彼女の才能を再認識させられました。

そして、瑛太。
全編良かったんですが、特に切腹するシーンは壮絶!
このときの表情は、後にわかる、彼のそこまでの経緯を全て表している。
ホントすばらしい!


さて今回は、だいぶネタバレしちゃいそうなんで、評価を先に書いておきます。


1750円です。


テーマも、演出も、演技も、すばらしかった。
一部「ん…?」てとこもあったんですが、それを補う、力強さがありましたよ。




こっから下は、ネタバレバレのレビューですので、鑑賞後の方以外は、観ちゃだめ!

























私は、原作は読んでいません。
「切腹」と言う映画と、見比べながら、感想を書きます。


もともと、「切腹」は、非常に上質な会話劇でした。
そして、緊張感を保つために、ドラマの途中に、井伊家の庭先に、カメラを戻していました。
本作もその要素はありますが、どちらかというと、ドラマに焦点をあてている印象でした。
今回は、庭先でのシーンを挟まずに、いっきにみせましたね。
だから、緊張感は薄れています。
しかし、津雲半四郎とその家族の存在感は、かなり増しました。


そして、「切腹」は、復讐劇でもありました。
おかげで、最後は、カタルシスを感じることが出来ました。
しかし今回は、若干異なります。
半四郎が、この屋敷に訪れた理由が違います。
今回の半四郎は、全て承知しています。
娘婿である、千々岩求女がとった行動が、いかに認められない、非常識な行動であったのか。
それに対して、井伊家の家老、斎藤勘解由がとった行動が、いかに適切で、妥当であったのか。
また、そうすることしか出来ない世の中であることも。
だからこそ、復讐では意味が無いということも、理解している。
つまり、

あんたたちは、生きていれば良いんだよ!
でも、井伊家のそれぞれの心の中に、しっかり植えつけてやりたい。
時に、面目や体裁が人の命を奪い、その家族達は、地獄を見ているってことを。
人の命が、何よりも大切にされなきゃいけないんじゃないか、ってことを。
そして、本来の武士の存在意義を。

じゃなきゃ、死んでいった家族に、合わせる顔がない。
一刻も早く、自分も死んで、家族の元に行きたい。
そんな気持ちを、グッと抑えつつ、自分、そして家族の生き様を、たたきつけた。
そして最後は、わざと切腹をせず、自分のことを彼らに殺させて、自分の存在も相手の心に刻み込んでやった。

「切腹」では文字通り”切腹”にこだわっているため、求女の父も、そして半四郎も”切腹”で命を終わらせます。
しかし本作では、先ほども書いたとおり、半四郎は井伊家の者に殺され、求女の父は病死します。
「切腹」は最後、半四郎が刀で戦い、数名の命を奪います。
しかし本作では、半四郎は竹光で戦い、もともと誰かの命を奪うつもりなど、全くありません。
つまり「切腹」は”死と過去”を描いているけど、「一命」は文字通り”命と未来”を描いていると、感じました。


親が、子や孫の”死に顔”を見なければいけなかった状況は、辛すぎた。
しかも、あんなに健気にがんばっていた子供たち。
そして、あの残酷な仕打ちに、悲惨な末路。
そんな状況で見つけた、今回の発端。
復讐したい相手も見つけた。

しかし…、

”命”を悟った半四郎は…。


復習劇のカタルシスが薄れようとも、命のドラマは濃くなってます。


私は、こっちのほうも好きですね。



「切腹」は、高度経済成長期に、公開されました。
この物語の舞台は、江戸幕府が出来た直後。
そして、今の日本。

いずれも、新しい価値観が生まれ、戸惑う人々。
そんな中、”あり方”を見いだすことが出来た人、出来なかった人。
出来た人は、そうであることを、とことん守りきる。
出来なかった人は、ただ生きるために生きることしか、出来ない。
つまり、今の世で言う、勝ち組負け組ってことでしょう。

いずれの時代も、社会の不条理が露呈し、その結果が出始めた頃。
人間が人間らしくいることが、すべてではない世の中。
なぜ今頃、再映画化されたのかといえば、今だからということなんでしょうね。



その他にも、細かい演出の違いは、たくさんありました。
原作は、どちらに近いのかはわかりません。
しかし、いずれも、先ほど書いたように、それぞれのテーマに向けた、徹底したこだわりを感じました。




いろんな欲望を、ここまで押さえ込んだ三池監督を、ちょっと見直しました。
しかし3Dは、今回唯一、三池監督の勘違いポイント。
日本家屋の繊細な立体構造を見せるため、などと言っているが、ただ撮ってみたかっただけじゃないか?と、にらんでいます。
3D欲は、止められなかったんだね。(笑)




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天国からのエール

tengokuyell03.jpg




天国からのエール



”ちゅら海水族館”のある、沖縄県本部町で、当時お弁当屋さんだった、仲宗根陽(なかそねひかる)さんが、近所の高校に通う子供たちのために、私財をなげうって音楽スタジオをたて、無料で使わせてあげた。

仲「しかし、条件がある!」

1、あいさつをしましょう!
2、赤点は、絶対ダメです!!
3、機材の取り扱いに注意!
4、線をこえない!
5、イベント全員協力!
6、後輩には、優しく教えましょう!
7、9時以降の音出し、やめましょう!
8、勉強&バイト、優先しよう!
9、カギの管理は、リーダーがしっかり!
10、人の痛みの分かる人間になれ!

仲「以上を守ること、いいな!」

高「ハイ!」


これが、現在も続く「あじさい音楽村」の始まりでした。

2006年、NHKで放送されたドキュメンタリー番組で紹介され、その後本が出版された実話を、映画化しました。


冒頭は、
厨房で、手際よくゴーヤを炒めてる男。
後ろのテーブルには、たくさんの弁当が並び、女性二人がおかずをつめていた。

「からあげの方も頼むよ!」

年上の方の女性が、男に言う。

「みちこさん、配達の方はOK?」

「ハイ!」

「じゃ、俺配達言ってくるわ!」

「行ってらっしゃい!」

車に、弁当を積み込む男。
車には、”あじさい弁当”と書かれていた。
綺麗な海岸線の道を進む車。
配達先の、車の修理工場に着いた。

「毎度!タコライスサービスしといたよ!」

喜ぶ従業員達。
伝票にサインをもらい、帰ろうとした時、ふと見ると、工場内に止めてある高級車に、鉄パイプで殴りかかろうとしている高校生らしき、ふてくされた男を見かける。

「何やってる!」

「べつに…。」

「弁償する金あるんならやれ!」

その男は、鉄パイプを捨て、行ってしまった。
場面変わって、先ほどの高校生が、通学していた。
その校舎内の、校庭横の通路で、バンドの練習をしている学生がいた。
女、ボーカル、ギター
男、ドラム
男、ベース
の三人だ。
そこに、先生がやってくる。

「うるさい!裏のうちから、苦情が来たから、やめろ!学校で練習は禁止にする!」

「えーーっ!……。」


泣いちゃいました(汗)
直球ですね、物語(実話)も、演出も、直球です。
ベタベタで、お約束だらけですが、なんかすごく誠実さみたいなのは、伝わってきます。
その感覚と、阿部寛演じる大城陽の誠実さがあいまって、引き込まれました。
ほとんど実話ですから、仲宗根陽さんへの思いも、あふれてきますね。
阿部さんを通して、仲宗根さんの思いが、しっかり伝わってきました。
だからこそ、見届けることが出来なかった無念さ、愛する者たちを残していかなければいけなかった無念さ、を思うと、涙が出てきました。
しっかり、感情移入できました。


映画化の企画は、仲宗根さんがお亡くなりになる前より上がっていて、「俺を、阿部寛さんが演じてくれるんだって!」と嬉しそうに、語っていたそうです。



それと、桜庭ななみは、かわいい!
「最後の忠臣蔵」を見て以来ですが、すっかりこの人のファンになってます。
”ボーカルを演じるのは、どうなの?”って部分もありましたが、何よりその存在感と、透明感は、この映画にはいなくてはいけないキャストと、感じました。
特に最後、徐々に泣きのレベルを上げながら、歌うとこは、よかったなぁ。

ミムラも、芯のある奥さんを、しっかりさわやかに、かわいく演じていました。


去年、ナイナイ岡村さんの「てぃだかんかん」観たときに、最初、沖縄弁がどうもしっくりこなくて、実際の金城さんて、どんな話し方なんだろうと思って、調べてみたら、良く似ていたのを思い出しました。
知らないだけでした、お恥ずかしい。
阿部寛、ミムラ、桜庭ななみの沖縄弁は、全然気になりませんでした。


そして、実際このあじさい音楽村出身の、ステレオボニーが、エンディング曲を歌っていますが、コレも良かったなあ。
ステレオボニーと言えば、ガンダムの主題歌も歌ってましたね。

あと少しお金をかければ、すごく良かった感じがします。
沖縄であることのメリットみたいなものが、画的にあまり伝わってこなかったのは、少し残念でした。


さて、今回の評価ですが


1300円です。


非常に丁寧に、誠実に、作られていると思います。
ホロッと、清々しく、涙を流したい方、オススメです。


沖縄行きたいなあ!…。





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Tue.

はやぶさ/HAYABUSA

hayabusa.jpg





はやぶさ/HAYABUSA



去年の6月に、奇跡の生還を果たした、小惑星探査機”はやぶさ”の物語です。
この物語に関しては、3本の映画が製作されていて、まずはその一発目が本作。
20世紀FOX製作で、主演は、竹内結子です。

で、残りは
来年3月公開予定の「おかえり、はやぶさ」松竹
主演は藤原竜也

来年2月公開予定の「はやぶさ 遥かなる帰還」東映
主演は渡辺謙
です。

おんなじ素材が、それぞれの作品で、どう違った印象を与えるのかが、すごく楽しみです。
監督の腕の見せ所でしょうね。

しかし、やっぱり1発目は有利です。
みんなニュースの情報ぐらいしか知らなくて、見に行くわけですから、起こる出来事すべて、新鮮に感じることが出来るでしょう。


冒頭は
夜空を見上げている女性。
あたりは、一面何もない荒野のようだ。
場面変わって、
ホールでのイベント。
壇上には的場泰弘(=西田敏行)。
日本のロケット開発の歴史、今後おこなわれる”サンプルリターン”についての解説をしていた。
客はまばらで、みんなつまらなそうに聞いていた。
そんな中、ひとり熱心に話を聞き、メモを取る女性がいた。
先ほど、夜空を見上げていたのと、同じ女性だ。
講演が終わり、イベントスタッフに囲まれている的場。

ス「もうちょっと、入ると思ったんですけどねぇ……。」

的「あーいやいや、大丈夫、大丈夫。」

そんな的場の元へ、先ほどの女性が寄ってきた。
今回の感想や、疑問点、自分の経歴、などを熱心に早口で、話しかけた。
専門用語を、ベラベラベラベラ…。

的「…で、あなたは今どこで働いてるの?」

女「神田の○○書店ていう古本屋です。」

的「そうなんだぁ、」

女「それじゃ失礼します。」

アパートに帰った女性。
”頭脳パン”なるものをくわえながら、実家に電話する。

女「論文仕上がってないから、今度も帰れないよ。」

次の日
古本屋で、ハタキをかけている女性。

プルルル、プルルル、プルルル、プルルル、。

そのとき、店の電話が鳴った……。



正直、映画として、物語としては、薄っぺらな感じがするし、見た目も非常に安っぽく見えました。
しかし、教育的な、見方をすると、たくさんの情報を見やすく伝えるという点では、まあまあな作品だったんじゃないでしょうか。
好奇心、知る喜びみたいなものは、フツーに満たされます。

プラネタリウムとか、公民館とか、視聴覚室とか、というような、文部科学省の管轄で、流される匂いがします。
いや逆にむしろ、いっそのこと、もっともっと、そうしてくれたほうが、まだ良かったとも感じます。
変に中途半端な、女性の成長記みたいなドラマは、必要無いと感じました。



この映画は、3つのパートに分かれていると思います。

1、竹内結子演じる、科学者の卵、水沢恵の個人的なドラマ。
2、彼女が見て携わった、はやぶさプロジェクトのドキュメンタリー。
3、小惑星探査機”はやぶさ”の、実際は数値でしか把握できていなかったものを、実映像化し、擬人化させた物語。


2の部分は、映画らしいドラマ性はあまり感じませんでした。
あくまでも、彼女の見た目な感じ。
しかし、はやぶさのプロジェクトにかかわった人々の情熱、努力、知恵、チームワーク、苦悩、等はある程度は伝わってきました。


そして、3の出来は良かったと思う
”はやぶさ”と言う機械であるにもかかわらず、孤独な旅を続け、最後は灰となることに、せつなさを感じましたし、映像的にも、綺麗だったと思います。


しかし、1は全然いただけない。
非常に特殊な世界の物語ですので、広く観客に理解してもらえるようにするために、科学者の卵である竹内にストーリーテリングの役目をさせたかったのは分かるんですが、そちらの物語自体は、あんまり深く掘り下げる必要は無かった気がします。
(掘り下げるというより、中途半端に盛ってきた感じですね。)
おかげで、随分こじんまりしてしまいましたし、映画である意味は、あんまり感じませんでした。
ドキュメンタリー番組を観たとしても、同じ感想を語れると思います。
存在価値を、なんとか与えようとした、苦肉の策だろうが、完全に足を引っ張ってしまっていました。


つまり、3の部分以外は、中途半端な感じがしました



実際は、もっともっと、素晴らしい話で、もっともっと、感動出来うる話のような気がします。
それを生かしきれずも、元素材の良さのおかげで、なんとかこの程度のクオリティを維持できた感じです。
この映画で、監督としての手柄は、ほとんどないですね。

監督は、かなりサボった感じなのかなぁ。
お金の問題?
やる気の問題?
素材は、普通に作ったって、ある程度高く評価されそうなものなのに、この安っぽさ、こじんまり感、なぜこの女性の成長をメインに持ってきて、はやぶさの偉業をからめて伝えようとしたのか?
そんなコンセプトからして、うーん?な感じでした。


テレビで、タレントに料理をさせる番組あるでしょ。
その時に、こんな高級な食材(はやぶさプロジェクト)を沢山用意しましたよ!って事あるでしょ。
あれで、たいした技術も無く、適当に作ったら、意外とうまいとか、まずくないとか、言うことあるよね。
当たり前の事だけど、素材がいいから、よっぽど変な事しない限り、ある程度美味しくなるんだよね。
そんな感じのクオリティの映画でした。

もっと、プロの料理人達(監督)が、素材のクオリティ+αで、見せてくれるのを期待します。


さて、今回の評価ですが


1000円です。


はやぶさの映画は、あと2作あります。
監督が違うと、同じドラマで、こうも違うものかと、きっと認識させてくれると思います。


ある意味、残りの2作が、とても楽しみになりました。
でも、コレ以降の作品は、この事実の感動をわかって、観ることになるので、結構厳しいかもしれませんね。



あっ、全然知りませんでしたけど、最初の講演のシーンで西田敏之演じる先生が教えてくれた、電気式のイオンエンジンは、すごく興味深かった。
限られた資金の中で、電気式(太陽により電池を充電しながらすすむ)を採用。
限られた資金のため重量も制限されてしまっているために、燃料も多く積み込むことが出来ないので、開発されたエンジンみたいです。
鼻息に劣るほどの加速しか発生しないが、無重力の空間で、摩擦もない状況の中、その加速を延々と与え続ける事によって、ものすごいスピードまで到達するらしいです。
すごいね。




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