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Tue.

フェア・ゲーム

フェア・ゲーム




フェア・ゲーム



ニューヨークの、ワールドトレードセンターに、飛行機が突っ込む映像をリアルタイムで見た衝撃から、もう10年です。
その後アメリカは、アフガニスタン、イラクと戦争をすることになったんですが、今回はイラク戦争の発端となった、イラクにおける大量破壊兵器の存在にまつわる、国レベルの陰謀に巻き込まれた、ある女性とその家族の実話です。
いわゆる2003年に起きたプライム事件の映画化です。


ちなみに”フェア・ゲーム”とは、最適な攻撃対象、と言う意味らしいです。


冒頭は、
クアラルンプールの空港。
女性が歩いている。

「○○ケミカルズの○○です。」

と、迎えに来た者に告げた。
場面変わり、
会議室で待たされている、先ほどの女性。
大きなテーブルの向こうには、男が座っていた。

「叔父が来る前に、売込みしてみろよ!」

と、女性に声をかけた。
女性は、

「御社で開発された、植物性○○についてなんですが………。」

「出身は?」

「えっ…カナダです。」

その後、カナダ地元のホッケー話をする二人。
すると、秘書らしき女性が現れ、

「今日はお会いできませんので、自宅で開くパーティーで、話を伺います。とのことです。」

「イヤー、ご自宅までお伺いするのは…。」

すると、甥が、

「いやいや、どうぞ!ぜひ!」

場面変わって、
夜、先ほどの男の車の助手席に乗っている。
その女の正体とは……。



いわゆるポリティックサスペンスと、夫婦愛の2つの要素でなりたっています。



前述のポリティックサスペンスの部分は、非常にテンポよく描かれています。

今回は、国家による捏造により、情報を操り国民をある方向に導こうとします。

日本て国も、相当都合の良いデータのみを集めて、さもこうじゃなきゃいけないと、思わすように、アピールしてるよね。
ついこないだの、公務員宿舎問題でも、ウソはついていないものの、あからさまな都合の良いデータのみを集めて公表し、ある考えを導かせようとする。
1000兆円も借金があるのに、それって今やらなきゃいけないの?
子供で言ったら「クラスのみんな、DS持ってんだよ!持ってないの私だけなんだから、買ってよー!」って言うのと一緒だよね。
借金だらけの家庭なのに…。

そして、その陰謀にまんまと操作される世論。
メディアの影響力の大きさを、恐ろしく思うとともに、メディア自体責任感の無さも、かいま見える。

ちょっと話はそれるが、
ここ数年の、報道番組、特にワイドショーってイジメのように、ある個人を徹底的にたたく傾向があるよね。
ホリエモン、朝青龍、沢尻エリカ、市川海老蔵…。
ついこないだも、大王製紙の元会長の借金に関して、ニュースが多く流れていた時、どの番組見ても、ギャンブルが好きだったとか、金遣いが荒かったとか、ただのボンボンだとか、そんな報道ばかりだった。
私は、あまりにも額が大きすぎるので、

「もしかしたら、個人で用意した金を、経営状態の悪化した会社に全てつぎ込んで、最後は自己破産でもして、会社を立て直すつもりかもよ!もしそうだったら逆にすごいよね!」

などと、言ってみたりしてた。
ま、実際は、違ったみたいだけどね。
そんな風に、ある一方向をむきだした報道は、徹底的に倫理や道徳を振りかざし、異分子を滅多打ちに叩きのめす。

今回はそんなレベルの話ではないけど、みんながそう言うならそうなのかもしれない。
でも、もしかしたらそうじゃないかも?
なんか特別な、そうでなきゃいけない何か理由が、あるのかも?
と、一歩立ち止まってみるのも、大事なんじゃないのかって、あらためて思う。

ちょっと愚痴話も入れちゃいましたが、
そのような事が、番組プロデューサーのような、個人的な考え方ならば、抵抗のしようもあるが、国としての意思が絡んで、個人と対峙したら、それに対して個人は何ができるのか?


今回は、そんな、国家が世論を操ろうとした時に、異論を唱えた人間に対して、つぶしにかかるという構図のお話でした。
普段与えられている情報が、いかに誰かの意思が働いているかを、思い知らされましたし、恐怖も感じました。
コレが大昔なら、そんなこともあったのだろうと思うが、ついこないだの話なので、尚恐ろしいですね。



また、そんな現実に立ち向かうのは、夫婦という小さな小さなユニット。

この映画が描く、夫婦のあり方は、とてもリアルで共感できました。
諦めないことを、一度やめてみたら、すぐにおとずれる絶望感。
再び、諦めない事を決意したら、すぐ訪れる充実感。
夫婦の、この辺りの感覚が、これほどリアルに描かれているのは、正直驚きました。

この監督の目の付け所と、その表現力にびっくりでした。
ナオミ・ワッツ とショーン・ペンの演技の素晴らしさも、この作品のクオリティを大きく持ち上げている原因でしょうね。
ショーン・ペンは、こないだのクソ映画は、なかったことにした方がいいよ。


そんな2つのテーマが、うまーく絡み合ってて、どちらの要素もお互いを盛り上げている、すばらしい作品でした。


さて、今回の評価ですが、欠点がほとんど見当たりません。
ですからMAXの、


1800円です。


”イラクの大量破壊兵器の存在”という話をでっち上げ、戦争を起こしたブッシュ。
その裏でうごめく、それぞれの意思。
結果、多くの人の命を奪ってしまった。
そのことに関して、正式に謝罪もしていないのは、ホント腹立たしい。
あの、チェイニーの補佐官の憎ったらしいこと…。
「ハートロッカー」って映画で感じた苛立ちが、この映画を観て少しすっきりしました。

そして、夫婦であることに勇気が出る映画ですよ!
オススメです!





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