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Tue.

新少林寺/SHAOLIN

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新少林寺/SHAOLIN



また、辛亥革命関係だ。
先日レビューした、「1911」の翌年の、混乱期の話です。


懐かしいねぇ。
カンフー映画ブームの真っ只中の、1982年に公開された「少林寺」。
真っ先に映画館に行き、真剣になって観たのを、今でも覚えています。
武術大会で優勝したリー・リンチェイ(=ジェット・リーのコトね!)が、主演を勤めると言うことで、当時大変話題になりました。
ジャッキーの「少林寺木人拳」や、リュー・チュアフィーの「少林寺三十六房」他、当時少林寺関係の映画は、たくさん公開されてました。


で、今回の「新少林寺/SHAOLIN」ですが、香港映画ではおなじみのアンディ・ラウが主演ってことで、あの少林寺のリメイクではないだろう、と言うのは、アンディの年齢的にも理解できます。(笑)


なぜ、アンディなんでしょう?


冒頭は
川辺で、丸太を格子状に積み上げ、燃え盛っている横で、僧侶がお経を唱えていた。

1912年、辛亥革命の翌年の中国、可南省。
内戦が続き、焼け野原になり、死体だらけの場所を、僧侶達がお経を唱えながら、歩いて回っていた。
そんな中、生存者を見つけ、荷車に載せている時、騎馬兵が通り過ぎた。
それを追って、また別の兵が馬にまたがり、矢を放った。
先ほど通り過ぎた、騎馬兵たちは、ばたばたと倒れた。
再び、そちらにも手を合わせる、僧侶達。

たくさんの難民達が、大きな寺の前で集まって、暮らしている。
その寺こそ”少林寺”。
そこへ、傷ついた男が、駆け込んできた。
すると、それを追って軍隊が現れた。

「かくりゅう将軍はどこだ!?」

軍隊は、そのまま少林寺の中へ、なだれ込むように入っていった……。



辛亥革命後に起こった、軍部内における派閥、いわゆる軍閥の混乱期における、人間達のドラマと、カンフーアクションを、なかなかバランスよく見せてくれましたね。
最後はド派手な爆発もあり、なかなか楽しませてくれました。
見終わった直後は

「へー、こんな映画にしたんだぁ。」

と、少し感心すら、してしまいました。
昔だったら、こうなっちゃうんじゃないかなって所を、今風に、いい意味で裏切ってます。
最後も余韻が残り、その世界に、ゆったり浸ることが出来ました。
映像もなかなかセンス良く、綺麗です。


今回のジャッキーは、少林寺で食事の番をしている男の役です。
そう聞くと、ジャッキーファンは、あの映画を思い出しますねぇ。
なかなか味のある役で、本作の中では、登場するとちょっとほっとさせる、ナイスなキャラクターです。

アンディ・ラウは、しっかりこなしている印象でした。
さすが!と思わせるベテランの味も感じました。
今回は、前半、後半と、2つの顔を演じ分けています。
その辺が、アンディ起用の要因でしょうね。
なんだか、高倉健さんに似てきたね。

そして誰より目立っていたのは、ニコラス・ツェー。
悪役ですが、その存在感は抜群。
アクションも、身のこなしも美しく、非常によかった。
こっちは、玉山鉄二に似てきた。

あっ、少林寺の大師兄の浄能(じょうのう)を演じた、ウー・ジンも、めちゃめちゃかっこよかったんだ。
今回、初めて観たと思う(記憶にない)んだけど、切れ切れのカンフーは、見ものです。



本作は、カンフー映画でもありますが、嵩山少林寺と言う、お寺の映画でもあるとも感じます。
ですから、仏教の教えも、テーマのひとつです。
そういった意味では、アンディ演じる極悪将軍侯杰(こうけつ)の精神修行を、もうちょっと繊細に、描いて欲しかったとは感じます。
それと、ところどころ、動機の弱さなど感じるところも、ありました


人を赦すことの、大切さ、難しさ、そんなものをひしひしと感じます。
このあたりの考え方は、先日レビューした「未来を生きる君たちへ」などでは、思いっきり前面に出していましたが、どの宗教でも、永遠のテーマなんですねぇ。
ねたみや、憎しみや、悲しみ等のネガティブな感情は、長く、太く、硬く、人の足にまとわりつきます。
それを断ち切ろうと、もがき苦しむ事自体が、人生なんですね。


日本人が、時代小説を読んで、あらためて思い起こすプライドと同じように、先日の「1911」もそうですが、中国国民のプライドを、呼び覚ますような意味も、ありそうにも感じます。(特に2作連続で観たからかなあ?)
ジャッキーが、今の中国自体を嘆いているのか?



さて、今回の評価ですが


1650円です。


全体的には、非常に良くできていたと思います。
派手さもありますが、なかなか旨みもある作品でしたよ。
ただの派手なカンフーアクションを観たいって方は、別の映画観てね!





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