08.16.2010
ベスト・キッド
ベスト・キッド
ジャッキーチェンには思い入れがありすぎる。
小学生のころTVで「酔拳」を観て以来、虜になった。
趣味が映画鑑賞になったのも、ジャッキーのおかげ。
日本で見ることができる作品は、ビデオも含めてすべて見てきた。
でも最近の映画は、正直見ていてつらいものも多かった。
ハリウッド製作はジャッキーの良さを引き出せきれず、香港製作の映画は設定にどうしても無理が出てしまう。
特にハリウッド系作品に関しては
「俺たちのジャッキーに何してくれてんだよ!!!」
と怒りすら覚えてしまうものもあった。
しかしこの映画は良かった。この映画のジャッキーがすごく良かった。
ちょっと寂しい気もするが、「酔拳」の衝撃以来もう30年もたっている。
正直今のジャッキーに、時計台から落ちるところ見せてくれって言ってもそれは無理だ。
ジャッキーも年をとったし、私も年をとった。
変な言い方かもしれないけど、56歳のジャッキーが見れたのでほんとに気持ちよかった。
その気持ちよさと、この映画のよく出来たプロットの気持ちよさが、合わさって最高の気持ちいい映画になった。
ストーリーは基本的にはもとの作品と同じ。(空手がカンフーになり、師匠が深いトラウマを抱えていたり、舞台が中国だったり、高校生だったのが小学生だったり等、細かい設定は多少違うが)
しかし昔の「ベストキッド」を、見ていない人もいるかもしれないので本作の冒頭部分だけ書くと
母子家庭のドレ(ジェイデンスミス)が母親の仕事の都合で北京にやってくる。
引っ越してきて早々中国人の女の子に軽い気持ちで接したら、密かにその娘に思いを寄せている中国人のいじめっ子とけんかになってしまった。
その日から、ドレへのいじめがはじまる。
そしてそのいじめっ子達は、カンフーを習っていることに気がつく。
アメリカでの生活とあまりにも違う中国の生活を、母親は上手くこなしているようだがいじめられていることもあり、ドレは全くなじめない。
そしてある日ドレが彼らに復讐を試みるが、逆に袋たたきにあってしまう。
そのときドレのアパートの管理の仕事をしているハン(ジャッキーチェン)が、突然ドレの前に現れ…。
こうしてはじまる本作。
この映画、ジャッキーが出ていなければ、
「どうせウィルスミスの親バカ映画だろ。」と決め付け観なかったと思う。
でも観てよかった。ある意味、「ウィルスミスありがとう!」
笑いあり、涙あり、アクションあり、ほのかなラブストーリーもありと飽きさせない。
ドレとハンの師弟愛も、前作とは違いお互いに支えあう感じもいい。
ジェイデンの華奢な体で見せる力強いアクションと、憂いのあるジャッキーの枯れた感じもすばらしい。
そして前作を見ていても、やっぱり興奮してしまうすばらしい脚本。
さて今回の評価ですが
もちろんMAXの
1800円です。
ジャッキー好きじゃなくても、前作観ていても見ていなくても、老若男女どなたにもおススメします。
ところで、主人公が小学生だからなのか?、今回近所では吹き替え版しかやってなかった。
調べたら、ジャッキーの声をずっと担当している石丸博也が吹き替えだったので「まあいっか。」と思い吹き替え版を鑑賞しました。
でもやっぱり字幕版のほうがよかったかな。
遠出してでも字幕版をお勧めします。
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