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英国王のスピーチ

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英国王のスピーチ



アカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4冠を受賞しました。

こういう話は、日本人にとってはあまりなじみが無いんじゃないかなあ。

現イギリス王室、女王エリザベス2世のお父さんの物語。


この話みる前に、1つだけ予習しときましょう。

このお父さんが、いかにして王になったのか。
このお父さんは、次男です。
では、なぜ長男は王にならなかったの?

イエイエ、なったんですが、すぐやめちゃったんですよ。
2度の離婚暦のある、年上の女性のトコロに行っちゃったんです。
この物語は、愛を貫いた美談として伝わっていて、今度マドンナが監督で映画も作られています。
ちなみに、その長男役は、ユアン・マクレガーです。
しかし、本作では正反対の見方をしている点が、面白いです。

で、この話聞くとちょっと思い出しませんか?

そうそう!現皇太子チャールズさんです。
この方、なんだかんだで、カミラさんと一緒にいますよね。
エリザベス女王からしたら、おじさんの不祥事を、息子が引き継いだような、嫌悪感はあったでしょうね。
そう考えると”だから余計必死だったんだ”と納得がいきますね。
輪廻とか宿命とか感じます。(笑)



冒頭は
大英帝国博覧会閉会式から始まる。
閉会式の準備を進めるスタッフたち。
現国王ジョージ5世は、次男ヨーク公(=コリン・ファース)に閉会式でのスピーチを命令していた。
ラジオによる放送も始まる。
民衆の前に現れた彼は、緊張を隠せない。
いざスピーチが始まったが、ほとんどまともに話すことができなかった。
そう、彼は吃音症だった。
場面は変わり
部屋には
ヨーク公、妻のエリザベス(=ヘレナ・ボナム=カーター)、そして吃音症の治療中のドクターがいる。
ドクターは次に、口の中にビー玉を入れて話す訓練を始めた。
彼は何も話せず、ビー玉を飲みかけてしまい、怒って部屋を出た。
再び、場面は変わり
エリザベスは、車に乗りどこかに向かっていた
古い建物に到着し、エレベーターに乗る。
向かった先は、新しいドクターのもと。
受付もいないので、大きな声をかけると
戸が開き、初老の男性が現れた…。
男性の名は、ライオネル・ローグ(=ジェフリー・ラッシュ)、医師免許の無いスピーチ矯正師だ。


この後、ヨーク公とローグ、ものすごく立場の離れた二人が吃音症克服のためがんばります。
立場を超えた友情、逃れられない重い責任、すごーく丁寧に作られてましたね。
王様といえど、一人の人間で、必死に自分の責任をこなしているんだと、ちょっと身近に感じます。


見終わった直後は、「へーそんなことがあったんだぁ。」って感じ。
上の書いたように、派手な兄と、立派な親父に、挟まれてどちらかというと地味なこの人に、スポットライトを当てたのは面白いですね。

パンフレットには、この脚本を故皇太后(エリザベス1世、ジョージ6世の奥さん、現エリザベス女王のお母さん)に見せたところ、私が死ぬまでは発表しないでほしいと、頼まれたそうです。
で、今発表に至ったようです。


「シングルマン」から、コリン・ファースは完璧に主役級の俳優になりましたね。
去年の雪辱を晴らしました。
吃音の演技も、違和感ありませんでした。
ネイティブで英語を理解できないので、いつも字幕が頼りなんですが、あの字幕にはちょっと違和感を感じました。

ジェフリー・ラッシュは、免許を持たないスピーチ矯正師。
独特の雰囲気をかもし出してますね。
海賊モノや、皇室モノに偏らず、現代劇にもどんどん参加してほしいです。
製作総指揮にも名を連ねてます。

そのほかにも王妃にヘレナ・ボナム=カーター (アリスの赤い女王)、派手な兄にガイ・ピアース(去年の「ハート・ロッカー」から続いて)、チャーチル役にティモシー・スポール(「デザートフラワー」の写真家役のおじさん)と演技派ぞろいです。


ワンフレーズであらわすと「ウィットにとんだ、重みのある上品な作品」ですね。


しかーし、
1、いかにもアカデミー賞受賞しそうな感じ。
2、アカデミー賞受賞するほどかぁ?

私の頭の中には、不思議な事に、この2つが半々で共存しています。

あまりにも、毒っ気が無く、ただ甘いだけのスイーツを食べたみたい。
大福だって塩入ってるじゃーん!
せっかく、第二次世界大戦前夜の物語なんだから、皇室内部の話ばっかりじゃなくって、もうちょっと、国を覆う不安感や、悲壮感や、緊迫感を描いてもよかったんじゃないのぉ?って思っちゃいました。(特に、身近に平民のローグがいるんだから…。)


さて今回の評価ですが、


1500円です。


ほっこりしたいなぁ、すっきりしたいなぁ、って方にオススメします。

私みたいなひねくれ者には、ちょっと物足りませんでした。(笑)



さて、
今年のアカデミー賞にノミネートされた10作品のうち、今現在日本で見ることができる(できた)のは、4作のみ。
今後、1つ(「Winter's Bone」)を除いて、続々公開になります。

「127時間」2011年6月公開

「ザ・ファイター」2011年3月26日公開

「ブラックスワン」2011年5月13日公開

「キッズ・オールライト」2011年4月29日公開

「トゥルー・グリット」2011年3月18日公開


「私だったら、こっちを選ぶなあ」とか考えてみるのも、面白いですよ。
私個人が、直近で楽しみなのは、「ザ・ファイター」と「ブラックスワン」ですね。


あと、去年(「瞳の奥の秘密」)に引き続き、外国語映画賞にノミネートされた、5作品(日本の「告白」は、この5作品に負けました)も要注目です。

「Hors La Loi」(アルジェリア)

「Incendies」(カナダ)

「Dogtooth」(ギリシャ)

「ビューティフル BIUTIFUL」(メキシコ)

そして賞に輝いた、
「In a Better World」(デンマーク)

これらはいつもの事ですが、いつ公開されるか全然わかりませんけど…。



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